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岩渕潤子×三好怜子
2013.08.08
百年後も大学がその理念を継承できるように 寄附というシステムは不可欠だ

第0回

大学の理念を共有する、寄附というシステム

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少子高齢化が進んでいる。
18歳人口は、1990年には200万人以上だったが、
2013年には123万人となっており、2030年には100万人を割りこむという予想もある。
そんななか、大学運営には多くの課題があると考えられている。
その中の1つが、資金難だ。
国からの補助金は、国公立大学、私立大学ともに減少傾向にあるうえ、
学生数の減少は、大学にとって基本的な資金源である、授業料の減少に直結する。
いま、多くの大学は、授業料とは異なる財源を求めている。
そこで注目されているのが「寄附」である。
だが、多くの大学は寄附金集めに苦戦している。
そもそも、寄附金を日常的に集めるスキームを持っていないのだ。
大学は国の知的レベルを支える重要な教育機関だ。
それが単なる資金難で失われていっていいものではないだろう。
日常的に金額の多寡を問わず、寄附金が大学に集まる社会、
自然と寄附が行われるスキームを創り上げたい。
そこで、アメリカで実際に美術館で働き、文化施設や教育機関の
寄附集めの仕組について造詣が深い岩渕潤子氏に話を聞いた。
岩渕潤子
AGROSPACIA編集長、青山学院大学総合文化政策学部・客員教授
神奈川県生まれ
高校卒業後は米、伊、英などの大学、研究機関で学ぶ。
1991年、 慶應義塾大学文学部のアートマネジメント講座において、ニューヨーク、ホイットニー美術館での給費研究員としての経験を評価され、講師に就任。
2000年、静岡文化芸術大学文化政策学部助教授(後に准教授)就任。文化施設運営論、芸術環境論、メセナ論、アートマーケティングなどを担当。
2004年12月、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構専任教授、2010年4月から2012年3月までは慶應義塾大学大学院・政策メディア研究科教授。
アグロスパシア株式会社を2012年11月20日に設立。
2013年4月から青山学院大学総合文化政策学部・客員教授。
独立行政法人国立美術館・博物館評価委員会委員を2001年から2008年まで務めたほか、東京芸術大学美術館・評議員、芸術選奨(芸術振興部門)推薦人、及び、選考委員などを歴任し、現在も公職多数。著書に『ニューヨーク午前0時 美術館は眠らない』、『億万長者の贈り物』、『美術館の誕生』、『美術館で愛を語る』ほか多数。

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